東慶寺へ鎌倉三十三観音御朱印巡りの旅

札所第32番、松岡山 東慶寺(とうけいじ)

東慶寺は八代執権北条時宗が没した翌年の1285年(弘安8年)に、子の貞時が開基、時宗の妻であった覚山志道尼開山により創建された臨済宗円覚寺派の尼寺です。

歴代名家出身の尼僧が住持となり、後醍醐天皇の皇女である五代用堂尼以降は松岡御所と呼ばれた格式の高い寺院です。

鎌倉五山の共に尼寺の格式を表す鎌倉尼五山という制定では第二位となり、尼寺五山の中で現在も唯一残っているのが東慶寺です。

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山門

長らく男子禁制だった尼寺でしたが、1902年(明治35年)に尼寺としての歴史を終えました。

東慶寺は妻の方から離婚をすることが出来なかった時代に、東慶寺に駆け込んだ女性は離婚できたことから「駆け込み寺」や「縁切寺」として有名でした。

開山の覚山尼は夫からの暴力などに苦しむ女性を救うため、この寺で三年間修行すれば離婚が出来ると言う縁切寺法(尼になるわけではなく、修行の後は寺を出て結婚できます。)を作り、国から許しを得ました。

東慶寺 参道3

釈迦如来坐像と二十世天秀尼木像

本堂(泰平殿)に安置されている本尊の釈迦如来坐像は両手に文珠と普賢を持っていましたが、1923年(大正12年)の関東大震災で消滅したとされています。

本堂(泰平殿)は、昭和十年(1935)に当時の住職・佐藤禅忠によって建立されました。

屋根の反りが美しい建物は宝形造と呼ばれる様式です。

旧本堂は、横浜市の三溪園に移築されている。
本堂 泰平殿

正面に「波羅蜜」と書かれた扁額が掲げられています。

・釈迦如来坐像
釈迦如来坐像

・二十世天秀尼木像
二十世天秀尼は豊臣秀頼の娘で、徳川家康の孫娘・千姫の幼女でもあったため江戸時代には徳川家の厚い庇護を受けました。

20世天秀尼木像

松ヶ岡宝蔵

本堂そばにある松ヶ岡宝蔵では、札所本尊の聖観世本菩薩像、初音蒔絵火取母などの重要文化財や縁切り文書などが展示されています。

聖観世本菩薩像は寄木造りの立像で、粘土や漆などを混ぜて型抜きしたもので立体的に表現した鎌倉地方独特の土紋装飾が施されています。

御朱印は、ここで頂くことができます。

松ヶ岡宝蔵

水月観音半跏像

仏殿左手にある水月堂に安置されている水月観音半跏像は、室町時代の作品と伝えられ県の重要文化財に指定されています。

鎌倉で美男は高徳院の大仏、美女は東慶寺の水月観音といわれるほどの名仏です。

仏像の上にかかっている「水月」の書は仏教学者、鈴木大拙の手によるもの。
水月観音

梵鐘(鐘楼)、大晦日には除夜の鐘

大晦日には除夜の鐘つきを一般の方も参加できるようになっていて、毎年150人ほどが訪れます。

拝観するだけでなく体験も出来る寺院としても人気となっています。

梵鐘は、山門をくぐってすぐ左手にあります。

梵鐘(鐘楼)2

東慶寺では座禅や写経、茶道や香道、挿し花など様々な体験教室も開催しています。

東慶寺 御朱印

東慶寺 御朱印
ご詠歌 たのもしや ちかひのみちは ときはにて そのしるしある 松のおかやま

東慶寺 拝観料と時間

開門8:30 閉門17:00(11月~2月16:00)
拝観料 大人200円 小中学生100円 松ヶ岡宝蔵300円(9:30~15:30)
水月観音 小学生以上300円 平日1日4回 土日祝1日2回 事前予約必要
住所 鎌倉市山ノ内1367 tel 0467-22-1663

※変更になっている場合がございます。

東慶寺の「アッ!」と驚く美しい映像を見る。

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